東京未来大学BookLinkのオフィシャルブログがついに誕生
ビブリオ(=本)を媒介にしてビブリア(=本を読む人)をLink(=つなげる)させるという本懐を遂げるべく、ビブリオバトルという本のプレゼン大会を主な活動に据えているこの集団。ついに校外での活動に着手し始めました
非公認サークルのくせに学長先生までメンバーとして巻き込んでいる我々の動向を、皆様にお届けします󾬆︎

2年ぶり、あるいは初めてのメンバー紹介 佐藤編

2年ぶり あるいは初めてのメンバー紹介。

この紹介、実は書いている私にもサプライズがございまして
紹介文のあとの、紹介を受けた方からのインタビューは
投稿されるまで私に見えない仕様になっています。

私自身もどんなことが書かれるのか
楽しみにしながら書いています。

さて、今回紹介するメンバーは
佐藤紀彦君です。
2年生で唯一の運営班で

ひと言で言うなら。

奇人です。

ビブリオバトルをするとき、恐ろしいほど性格が変わるのです。
普段は非常に物腰丁寧というか
過剰な敬語を使い、妙に自分を卑下する彼ですが
自分の好きなものを紹介するときは全く違います。

それは東京未来大学でのビブリオバトルの時
その時は大学の図書館の一角を使い
先生や同級生もいる中でバトルをしていました。

「そう、今こそこれを読むべきなんです!」
「この本は本当に素晴らしい」
街頭演説のごとく
本を紹介し
気圧される人もいるくらいです。

しかし、バトルが終わると
「私のような雑魚がチャンプ本を取ってしまって・・・」
と、テンションや声色は発表した時のまま
いつもの後ろ向きモードに突入したのが印象的でした。

その発表は小学生に対しても同じで
ビブリオバトルにもかかわらず
途中からセリフを熱を込めて音読し始め
ほぼ読み聞かせ状態でした。
バトル終了後も
児童に「読んで読んで!」と囲まれていました。

普段は運営班なので、代表の無茶ぶりや
スケジュールの調整でてんやわんやとしていますが
バトルの時は本当に楽しそうにしているので
彼の演説バトルには今後も期待です。

 

 side佐藤

 

 ご紹介に与かりました佐藤紀彦です。
わたし個人の見解と致しましては、このbooklinkという団体は相当な変人の集まりなのではないかと思うのです。
その中でもやはりもわたしという存在は選りすぐりの変人だと自負しております。
なにぶん先輩方のような聴きやすい本の紹介、言うようにはいきませんが、わたしの出来る範囲で皆様方に本の魅力を伝えていきたい所存であります。

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次回は中村圭佑さんです!
3年生の中でも特に強いキャラクターを持つ彼の魅力とは!?

お楽しみに。

 

2年ぶりもしくは初めてのメンバー紹介 加瀬編

 

2人目のメンバー紹介は
加瀬大和さんです。

現在彼はBook Linkの中で「企画統括」という役職にいます。
主に図書館での企画の運営や、会議などの設定を行い。
Book Link全体の活動の統括を行ってくれています。

一方、Book Linkの中ではおそらく1、2を争う
ビブリオバトルをしないメンバーでもあります。

ビブリオバトルでは、本を紹介する人のことをバトラーというのですが
彼はバトラー参加率が驚くほど低く
その低さから一時期勝率は100パーセントでした。

その代わりに、彼はビブリオバトル大会当日の司会として活動しています。
現在のBook Linkの司会はほぼ全て彼が担当しています。

そんな彼が災難を受けたのは
2015年、ビブリオバトル地区決戦です。

加瀬さんがBook Linkで企画の運営を始めることになってから間もなく。
ビブリオバトルの地区決戦を行うことになりました。
地区決戦というのは、12月に行われるビブリオバトルの全国大会の前に
日本の各地で地区ブロックごとに決戦を行い。
そこでの勝者を決めるという活動です。
関東は特に参加者が多く、A~Eまでの5ブロックのうち
Eブロックからの代表者を一人決めるビブリオバトル大会を行うこととなりました。

最初は、前回紹介した蒲谷と私とともに「3人でやろうね」と言っていたのですが。
なんと。蒲谷がビブリオバトルの予選で勝ち抜けてしまします。
予選で勝ち抜けると、地区決戦に参加。つまり、私たちの開催する大会に参加することとなります。
・・・選手が運営を同時に兼ねるのは、ちょっとハードでした。

なので、副代表は当日の運営から退いてもらい。
全力でバトルをしてもらうこととなりました。

副代表不在の今、頼りになるのは代表と加瀬の二人だけ。
「じゃあ、加瀬君、副代表は出られないから代表と2人で頑張ろうね」
と、運営を始めた直後

代表がビブリオバトルの予選で勝ち抜けるという
マラソンで仲良くゴールしようとした二人に
笑顔で裏切られたような状態に突き落とされます。

かくして、加瀬さんは
本来代表がすべき仕事と、副代表がする仕事を
ほぼ一人で抱えて地区決戦を開催することとなりました。

特に当日の司会は、加瀬さん以外できる人がいないため
予選などで何度か場数をこなして挑み。
最初は少し早口で、姿勢も堅かった加瀬さんは
地区決戦ではユーモアを交えながら、2時間を乗り切りました。
加瀬さんの司会はBook Linkでは一番安定感があります。

現在は「足立区ビブリオ」という
足立区でのビブリオバトル決戦を企画、運営しています。
足立区各地で予選が行われ、来年決戦が行われる予定ですので
ぜひ、加瀬さんの司会を見にいらしてください!

 


side加瀬


件のBookLink企画統括、加瀬です。
一番安定感のある司会、と言ってもらえるのは素直にうれしいです。
ただ、司会と言えば、恐らく今の私の司会はやや我が強い(よく喋る)気がしています。
ですが変える気はありません。ただ、意見が多ければ断然変えます!大衆には流される所存です!よろしくお願いします。見にきて考えてもらえるといいな。
ややよく喋る司会ではありますが、そんな点も気にしつつ、ぜひ遊びに来てもらえると嬉しいです。
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次回は佐藤紀彦さんです!
数少ない2年生である彼が、如何に運営まで登っていったのか。
お楽しみに。

2年ぶりもしくは初めてのメンバー紹介 蒲谷編

先日、本格的なお化粧をしてきました。 

自分よりも数段上にいる人に
自分の完成図を見せてもらうのは
なかなかのときめきを感じました。

「肌が乾燥しまくってるからなんとかしろ」
と言われ、そろそろエステでも行こうかと
真剣に検討しました。

さて、今日のお題は
メンバー紹介! です。

Book Linkでのエピソードを交えながら
紹介していきましょう。

蒲谷瑞季さん

我らがBook Linkの副代表です。
ビブリオバトル参加数は
Book Link内でもトップ間違いなし。

そして、めちゃくちゃ強いです。

でもですね、今回紹介したいのは
蒲谷さんの一番最初のビブリオバトルの話。

Book Linkができて間もない頃
初期の賛同者である蒲谷さんは
私にかなり強引に誘われ
ビブリオバトルをすることとなりました。

いまでも覚えていますが紹介した本は
桐島、部活やめるってよ」です。

何人か本を紹介し終わった後
蒲谷さんの番が回ってきました。

紹介がスタートしてしばらくして
……突然泣き出し、教室を飛び出して
どこかへ行ってしまったんです。

蒲谷さんを追いかけていったのですが
女子トイレに逃げ込まれ

しばらくしてから
目を真っ赤にして
ひょっこりと出てきました。

本当に一番初めのビブリオバトルでした。

……当時何を考えていたんだか
私はそんな蒲谷さんにかまわず
もう一回
ビブリオバトルをすることにしました。

すると、蒲谷さんが出てきたんです。
もう一回。って、出てきたんです。

本当に大丈夫なのか
すごく不安でしたが
それでも、5分間紹介しきりました。

その後も
ビブリオバトルを開催する度に現れ
今ではBook Linkの中では
最強のバトラーです。

先日も、チャンプ本を獲得していました。

来月。
10月2日には
NPOフェスタにて
蒲谷さんがブースを出して
ビブリオバトルが開催されます。

次は司会をするそうです。
2時間近く、人前で話すことになりますが
私はもう手放しで、蒲谷さんに任せて
当日のバトルに参加させていただきます。

最初は5分も話せなかった
Book Linkの一人目のメンバーは
今では背中を任せる
大切な仲間の一人となりました。

 


side蒲谷


ご紹介いただいた副代表の蒲谷瑞季です。
お恥ずかしい話なのですが、私は人前で話すのが本当に泣くほど苦手でした。
しかし負けず嫌いが高じた結果、人前で話せるようになったのです。
こうなれたのも、ビブリオバトルでメンバーや、観客のみなさんが聞いてくださっていたからこそです。
信じてもらっていることを嬉しく思いつつ、気を引き締めてイベントを成功させていきたいと思います。

ぜひぜひ、イベントに遊びに来てください。


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次回紹介するのは加瀬大和さんです!
普段は司会を多く担当している彼の素顔に迫るかも!?
お楽しみに。

Book Linkは動画も作る

秋分の日が過ぎ去りましたね。
一気に気温が下がったような気がします。

風邪など引かれないように、と、述べつつ。
正直一番風邪が心配なのは私自身です。

さて、最近、動画をいくつか

アップロードしました。

まだまだ少ないので

今のうちにご紹介します。

 

まずは
「初めてのビブリオバトルが明日に迫ったときに見る動画」
内容はタイトルのままです。
ビブリオバトルの雰囲気や、やり方。
なかなか、掴みづらいです。

そんな中で「やろう!」となったときに
一度見ていただくだけで
翌日バトルできる!
そんな動画を目指しました。


初めてのビブリオバトルが明日に迫ったときに見る動画 - YouTube

 

次に

「とりあえずビブリオバトルを見てみたい と思ったら再生する動画」です。
内容はタイトルの通りで、ビブリオバトルという名前は聞いたことがあるけれどそもそもなんだろう……? と言う方に向けて作りました。

バージョンのやや違うものが
足立区の図書館で配信される予定です。
まずは観戦から
手ぶらで来てください。
それだけで全てOKです。
まずはそれだけ伝われば、一本前進ですね。


とりあえずビブリオバトルを見てみたい と思ったら再生する動画 - YouTube

 

最後に

ビブリオバトルプロモーション」です。
これは非常に勢いに任せた作りとなっており
「気になったら検索してください!」くらいの意気込みで作ってあります。
プロモーションというよりはコマーシャルですね……。


ビブリオバトルプロモーション - YouTube

 

こんな、普及用の動画を簡単ではありますが作成しました。

これからも作成する……かもしれません。

 

 

 

Book Linkの野望

注文していた本が届きました。

人生がときめく片づけの魔法。

以前ビブリオバトルをして
そのときに自室の写真を見せたのですが
「今、お前の株ががた落ちした」
「うわぁ……(写真を見て、そっと次の人へ回す)」
「彼女さんが可哀想だ」
などと、さんざんな言われようだったので
買いました。

ときめく部屋を、目指します。

さて、お題「Book Linkの野望展望」
野望展望……
しかし私は実働部隊からは
もうほとんど手を引いています。

ただ、それでもこの距離から
なにか伝えたいことがあるとすれば
「助けてくれる人が居ることを忘れないでほしい」

と、思っています。

なんだかんだあって、Book Linkは
好きなことが全く違っても
ごちゃごちゃとまとまっていられる場所に
なりつつあります。

そして今は運営班は
安定して居場所を作れるようになりました。
自分で力を付けて、打ち合わせして
図書館で大会を行っています。

場を準備するのに困ることは
だんだんなくなってきました。

次は、観客班の人に
助けてもらうこと。
助けてもらえることを、忘れないこと。
それを忘れないようにすることが
しばらくの野望かなぁと思います。

助けてもらうというのは
「助けられる自分」を受け入れないと
なかなか出来ないものです。

出来ることがだんだん増えて
「自分がやっている」と思うほど
助けてもらうのは
難しくなっていくでしょう。

Book Linkはだんだん
自分から動ける組織になりつつあります。
企画して、場所を借りて。
ありがたいことに
運営に困るようなことは今はありません。

でも、だからこそ助けてくれる周りの人を
見失いかける時期でもあると思います。

最初の頃のように
また、研究室を回って
メッセージを打って。
「今度イベントをやるので是非来てください」

そこからまた、スタートする時期が
来たように思います。

今後とも
Book Linkをよろしくお願いします。

ー参考ー
※すぐにものから影響を受ける私は
https://youtu.be/xMj_P_6H69g
こんな動画をみました。

プレイ・ザ・ボルグ

最近ブログを書くにあたって
お題をいただいています。

紹介される本の傾向だとか
Book Linkの組織構成というお題をもらっていました。
今回は「珍しい本」

というわけで私の好きな本の中で
タイトルで検索しても
全く引っかからなかった本を一冊
ご紹介します。

「プレイ・ザ・ボルグ」という本です。

その筋の人は「あー」ってなります。
でも、知らない人はおそらく
タイトルだけでは本のジャンルさえわからないでしょう。

この本は「テニスの入門書」です。

父の本棚に入っていたこの本は
テニスを始めたばかりの私が手に取った
初めての入門書でした。

ビヨン・ボルグという
テニスプレーヤーが
初めてテニスをする人に向けて書いた本です。
私はこの本以上に
素人の中でも「何かするにあたってまずは入門書を手に取るようなタイプの人」に教える。ということを考えた一冊を知りません。

まず序章でこう述べます。
「まずはじめに『テニスとはこうすべきだというものは一切無い』そうした教え方をする本なんか全部嘘っぱちだ。君のテニスのスタイルも見ずに『こうすべきだ』と教えるなんて本当に馬鹿げている」
と。


そして、一番最初のレッスンは
「良いから、とりあえず壁に向かって打ってみろ」
多くはの本はラケットの持ち方じゃないですか。テニスは持ち方だけでもいくつか種類があって、その中でスタンダードなのは……ってのがよくあるパターンですが。
違うんです。「まず打て、話はそれからだ」

次が

「自己流こそベスト」
本としては
ここで、勝手に自己流とかやらせたら!
あとの段取りとか!
わかんなくなるじゃないですか!

でも、この本の前提でありスタンスは

「いいから、自分なりにやってみろ。で、その中で良いと思う打ち方があったら、もう一回それが出来るように何度もまずはやってみること。何度も言うけど『こうすべきだ』なんてものはない」なんです。

その上で「トップスピンってのがあるけど、あれはラケットを下から上に振って打つんだ。それだけでちゃんと回転がかかる」

「サーブの練習は……まずはちょっとラケット置いて。それから、ボールを普通に持って相手のコートに投げる。そうそう、そんな感じで打ってごらん」
こんな調子でレッスンは続きます。

先ほども言いましたがテニスは、ラケットの持ち方一つでも種類があります。
ボルグさん自身も「ホッケーからテニスに移ったからラケットが変な持ち方になっている。僕はこれが打ちやすいけど、僕がやってるからという理由なら真似しない方が良い」と言います。

この本は
「僕のやり方を押しつけるつもりは一切無い。テニスは技術を覚えないと出来ないような、そんな難しいもんじゃないんだ」
というスタンスを
最初から最後まで貫き通します。
ここまで素人を信頼している入門書は
なかなか類を見ないと思います。

なによりも「テニスをする才能がない」なんて思わせない。そんな熱意が伝わってきます。

おそらく二度と巡り会わない。
珍しい一冊です。

Book Linkの仲間たち

東京未来大学も、そろそろ休みが明けます。

モチベーション行動科学部では、組織論とかリーダーシップ論とか
チームに関する分野の科目があります。

そういったものを全く知らなかった私にも
理想の組織構造というのがありました。

私に初めて「組織」というものの魅力を教えてくれた一冊が
「ヒトデはクモよりなぜ強い」という本です。

皆さんの使っているインターネット
これって「インターネット長」みたいなのがいるわけではないですよね。
プロバイダーという「インターネットに接続させてくれる人」とか
掲示板の管理人のような、ページそのものを管理する人はいますが
インターネットというものを管理する人はいません。

一方で、あらゆる企業には社長がいます。
チームにはリーダーがいます。
リーダーと、そうでない人がいるわけです。
そして、本来、トップに立つ人がいて初めて組織は機能するとされていました。

しかし、インターネットにはそうした決まったリーダーはいません。
にもかかわらずなぜ、これだけ発展をすることができたのでしょうか?
それは、個々の人々が「適当に集まって何かしては解散して」を繰り返しているからではないか。
そして「適当に集まる」というその瞬間を作れる人が、これから必要になる。

そういう感じの本です。

つまり何が言いたいかというと
「私が偉い組織」はたぶん一撃で崩壊すると思ったんです。
私が死んだ瞬間に機能停止する組織はもはや作る意味がない。と。

そうしてできたBookLinkの組織は大きく2つに分けられます。
「運営班」と「観客班」
ビブリオバトルの運営に主に携わる班と、観客やバトラーとして見に来てくれる人たちです。
運営班もだんだんレギュラーメンバーが出てきて現在は4人程度が「いつもいる人」になっています。

運営班の活動は、私はもうほとんど把握していません。
なんかもうみんな勝手にやっています。
「足立区でビブリオバトルの大会とかやりたいよね」
と言ったら、なんかいつの間にか予選の会場と、本戦をいつやるか決まりました。
・・・あとはもう、知りません。
ロゴとか、作るそうです。・・・いいなぁ。