東京未来大学BookLinkのオフィシャルブログがついに誕生
ビブリオ(=本)を媒介にしてビブリア(=本を読む人)をLink(=つなげる)させるという本懐を遂げるべく、ビブリオバトルという本のプレゼン大会を主な活動に据えているこの集団。ついに校外での活動に着手し始めました
非公認サークルのくせに学長先生までメンバーとして巻き込んでいる我々の動向を、皆様にお届けします󾬆︎

Book Linkの話 ~外に出かけよう~

今のようにBook Linkが外で動き始めたのは
2015年の1月。
つまり、学校以外で活動を始めたのは
去年の1月のことです。

私はまだ大学1年生。
Book Linkが立ち上がって半年です。

そのころのBook Linkには
実績がありませんし
後ろ盾もありません。

つまり
のように
東京未来大学の」と使えないのです。

ただの本好きの集まりです。
しかも、大学生。
お金もなく
あるのは「Book Link」という
怪しい名前だけ。

活動場所も大学の教室で
こっそり行うだけでした。


// 課外活動のチャンス //


一方そのころ、足立区で
合同学生祭が行われることに決まりました。

足立区にあるお店を1企画ごとに1軒借り
お店をブース代わりにして
町を舞台に行われるという
何とも、大きな企画でした。

学生祭はかなりの規模で
25団体が参加。
観客はトータルで
1000人の動員がありました。

企画趣旨は
「足立区の大学のサークルが
日頃の成果を学外で発揮する場を作ろう!」

学生団体Adachi students network
(以下ASN)
という団体が発端となり始まりました。

実は私自身
ASNのメンバーで、下っ端でした。
さしたる貢献もできませんでしたが
会議には顔をだしていました。

「……出られるのでは?
身内だけど……自分の団体だけど……
サークルですらないけど……」
そんな、思惑はもちろんありました。

そうしてBook Linkの活動をする傍ら
学生祭のスタッフとして
合同学生祭の会議に参加しました。

折を見て、そこで言ってみよう。
……無理かもしれないけど。
とりあえず、言ってみよう。


//企画会議に参加する//


下っ端ですが
メンバーはメンバーです。 
合同学生の企画会議には
ちょろんと、端の方で参加しました。

今日、交渉です。
稲田はドキドキしていました。
サークルでもなんでもない団体を
出させてもらえるのだろうか。

今更ながら
このイベントの趣旨とずれるような
そんな気がします。
サークルじゃないし。

そんな最中
企画としてどんなサークルを入れるか
という話になりました。

このあたりは、ほとんど覚えていません。
なんか、軽音サークルとか。
ダンスサークルとか
そんな話が出ていた気がします。

稲田はそれどころではありません。
ここで「Book Linkという団体がおすすめですよ! ビブリオバトルっていうのが面白くてですね!」とか言えるのか?
言って良いのか?

そんな中、ASNの代表が私を見ました。


//ついに、交渉開始!!//



先に口を開いたのは
ASNの代表でした。
「あ、そうだ、稲田くん、ぶっくりんくだっけ? 企画としてて出るよね? 出すよ?」

いきなり話を振られてビビる私
「えっ、あっ、はい」

~交渉終了~

確か「びっくりんくだか、ぶっくりんくだか」みたいな小粋なジョークをかましていた気がしますが、覚えていません。

私にとっては助け船どころか
難破船救助レベルのフォローです。

そして
無事、企画の一つに
Book Linkが入りました。

ちょっと、かっこわるいですが
これがBook Linkの課外活動の
本当に小さな
最初の一歩となりました。