東京未来大学BookLinkのオフィシャルブログがついに誕生
ビブリオ(=本)を媒介にしてビブリア(=本を読む人)をLink(=つなげる)させるという本懐を遂げるべく、ビブリオバトルという本のプレゼン大会を主な活動に据えているこの集団。ついに校外での活動に着手し始めました
非公認サークルのくせに学長先生までメンバーとして巻き込んでいる我々の動向を、皆様にお届けします󾬆︎

カフェでのビブリオバトル 最終回

さて、土曜日

私は、7人しか人を揃えられませんでした。

2日間開催のうち1日目は

私の中では大失敗でした。

 

今にして思うと

ろくすっぽ計画も立てず

とりあえず声をかけて進めていくなかで

7人集まる方がむしろ奇跡だと思いますが

当時の私は

「まぁ、10人15人くらいは来るっしょ」

などと思っていました。

にもかかわらず、結果は惨敗。

 

日曜日はもう少し来る。

そうは思っても

先生にも来ていただいたのに

場所をお借りして

それでも、7人。

いつも8人、10人規模でやっているのに

平均以上集められなかったことは

本当に悔しかったです。


ほとんどが、いつものメンバーで

外からいらしたお客さんはたったの1名。


・・・しかし、このお客さんが

Book Linkの活動の引き金となるのです。

 

//大学生だと思ってました。//

 

小規模で行われたビブリオバトルでしたが

そこにふらりと現れたお客さんが居ました。

 

20代後半くらいの、若い男性。

初めは「カフェのお客さんかな?」

と思ったのですが。

ちらと、こちらを見て

客席用に用意された椅子に座りました。

 

学生さんだな、近くに住んでる人だろうか?

たぶん3年か4年生だな。

明日なら、もう少し人が多かったのにな。

 

いろいろと思うところはありましたが

恐る恐る話しかけてみました。

「お楽しみ頂けましたか?」

 

そして、自己紹介をすると

相手の方が名刺を差し出してきました。

そして、その名刺を見て、固まりました。

 

『図書館 副館長』

 

・・・はい?

えっ? 副館長さん?

・・・なぜここに?

若い。

 

話を聞くところ、学生祭の告知を見て

ビブリオバトルが行われると知り

カフェまで足を運んで下さったとのこと。

 

副館長さんは続けました。

「また、明日、館長と、もう1人副館長が参りますので、よろしくおねがいします」

・・・・うん? どういうことだ?


その日は、その言葉の意味も分からず

帰り道に失敗を思い出しては

ああしておけば、こうしておけば

そんなふうに、悶々としていました。


//合同学生祭2日目//


大失敗の1日目を終え
2日目を迎えました。

少し安心していたのは
お客さんはゼロではないということ
そして、昨日よりは間違いなく多いこと
半分はメンバーですが
それでも、安心していました。

 

2日目、ASNスタッフの業務を終え

Book Linkのブースへ向かいます。


カフェは、とてもにぎやかでした。

 

Book Linkのメンバーは

ほぼ全員来ました。

そして

メンバーの親御さんも

駆けつけてくれました。

 

図書館の館長さんと

もう1人の副館長さんが居ました。


新規のお申し込みをいただいた

駿河台大学の学生さんと

放送大学OBの方。


学長先生は景品と称して

お菓子を持ってきていました。

 

あふれかえる店内。

みんなニコニコしています。

困惑する私。

 

あと、貸し切りのはずなのになぜか居る

カフェの常連さん。

 // 初めて、成功した。 //

盛大なビブリオバトルが始まりました。

なぜこんなに集まったのかは

全く分かりませんでした。

 

しかし、1人ひとりが来た理由は

すぐに言えました。

声をかけた人。

声をかけた人が呼んでくれた人。

たまたまチラシを見た人。

いつもこのカフェに来ている人。


20人以上いましたが

何を手がかりにカフェへ来たのかは

すぐにわかりました。


20人を狙って集めたのではなく。

一人ひとり、声をかけたら

結果として20人以上になったのです。


かくして、2日目のビブリオバトル

文句なしの大成功で、終わりました。


こうして、Book Link初めての

課外活動は幕を閉じました。